天の川のほとりで星空散歩
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M12(球状星団)のアイコン

M12 (球状星団)


1. 概要
M12は、へびつかい座の方向、約1万6,000光年の距離にある非常に明るい球状星団です。数万個の年老いた星々が集まっていますが、一般的な球状星団と比べて中心部の星の密集度が比較的低いという、非常にユニークで開放的な構造を持っています。そのため、中心核から周囲に向かって無数の星々がまるで優美な蜘蛛の足や星の腕のように美しくラインを描いて伸びて見えるのが、このM12の最大の特徴であり美しさです。
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項目M012
別名NGC6218
分類球状星団
星座へびつかい (Oph)
等級6.6
視直径14.5'
距離(光年)16000
赤経 / 赤緯16h 47.2m / -1° 57’


​2. 位置と探しかた:5角形の内側とM10との共演
へびつかい座を形作る大きな将棋の駒(またはホームベース)のような5角形の内側のド真ん中に位置しています。すぐ南東には、非常によく似た規模の球状星団M10がわずか3.4度ほどしか離れていない場所に並んでいます。そのため、倍率の低い双眼鏡を使えばM10とM12を同じ視野のなかに同時に捉えるという、非常に贅沢で美しい共演を楽しむことができます。
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​3. シーズンと撮影好機
この天体の撮影に適した時期や時間帯を調べるシュミレーターです。​天体が最も高く昇る南中時刻をはじめ、夜の暗さ(天文薄明)、撮影に適した高度、月明かりの影響(月齢・月の出入)を自動算出しています。遠征計画の参考にしてください。​へびつかい座の球状星団は天頂付近の高い条件の良い空を通過するため、大気の揺らぎ(シーイング)の影響を受けにくいのが特徴です。星の分離を狙うには絶好の条件となりますが、微細な星粒のシャープさが作品の命となるため、このシミュレーションで十分な高度が確保できる時間帯を確認し、シーイングが安定した透明度の高い夜を厳選して計画を立ててみてください。
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★ 見易いシーズンは、5から8月頃

写真に最適 0時に南中 5月下旬
観望に最適 に南中
 

★ 今夜の観測タイミング

観測夜
観測地 ( 緯度 35.69,経度 139.69 )
 
18 20 22 0 2 4 6
天文薄明
撮影高度 Best
  (40°~52.3°)
  Good
  (20°~52.3°)
  Challange
   (5°~52.3°)
18:36 04:18
撮影不可
18:36
19:22 0時間46分
18:36
20:37 2時間01分
  ◆南中高度 52.3°
月齢 1
(1%)
↘月の入 17:38



​4. 観測の楽しみ方:小口径でも気持ちよく分離する星々
全光度は6.7等と明るく、その構造の軽やかさから、眼視観測での星の分解(分離)が最も簡単な球状星団の一つに数えられます。

​中・小型望遠鏡での見え方
一般的な球状星団は中心部が激しく密集していて潰れて見えがちですが、M12は密集度が低いため、口径8cm〜10cmクラスの比較的小さな望遠鏡でも、中心部までチクチクとシャープな星々の粒に気持ちよく分離して見えてきます。
​へびつかい座の個性豊かな星団比較
すぐ近くにあるM10(M12より中心部がキュッと引き締まった典型的な球状星団)、少し離れた場所にあるM14やM107など、近隣の球状星団と次々に見比べながら星の密集度やサイズ・広がり方の違いを五感で味わうのが、このエリアの最高の楽しみ方です。

​5. 天体撮影・画像処理のノウハウ
写真向けの対象としては、中心部から外縁部へと滑らかに広がる開放的な星の並びを、いかにシャープに描き出すかがテーマになります。上記でご案内した撮影好機や高度のデータを参考に、以下のノウハウを活かして計画を立ててみてください。

​芯を残したシャープネスと色彩の制御
密集度が低いとはいえ、星団の核にあたる部分の輝度コントロールは重要です。星の芯を優しく維持しつつ、周囲に広がる微星の粒立ちを1粒ずつシャープに際立たせる処理が求められます。球状星団特有の年老いた巨星たちの温かみのある黄色・オレンジ色の色彩が色飽和(サチュレーション)で白飛びしないよう、丁寧にグラデーションを整えます。

​Glossy(艶)な星々の煌めき
周辺の宇宙を丁寧なフラット処理で完璧な漆黒に沈めることで、M12の開放的な星の腕が背景の闇から立体的に浮かび上がります。

​漆黒の宇宙のなかで、星団の星々が金色に煌めく美しいluster(光沢)を放つようにコントラストを整えることで、星団全体の透明感と、宇宙の圧倒的な奥行き感を両立した極上の作品に仕上げることができます。
* Supported by ChatGPT and Gemini.

★ 近くの天体



■ 撮影記録




撮影日2015-05-23
カメラEOS Kiss X4
光学系 ε130D
Filter:LPR-N
焦点距離
F値
430mm (トリミング、フルサイズ換算:4000mm 相当)
F3.3
架台 AZ-QE6GT
PHD Guiding
撮影条件 ISO800 撮影時間120秒 ×8枚
撮影場所富士山 富士宮口五合目
画像処理DSS,ステライメージ, Photoshop5.5


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撮影日2015-05-23
カメラEOS Kiss X4
光学系 ε130D
Filter:LPR-N
焦点距離
F値
430mm
F3.3
架台 AZ-QE6GT
PHD Guiding
撮影条件 ISO800 撮影時間120秒 ×8枚
撮影場所富士山 富士宮口五合目
画像処理DSS,ステライメージ, Photoshop5.5


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