天の川のほとりで星空散歩
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M63(ひまわり銀河)のアイコン

M63 (ひまわり銀河)


1. 概要
M63 は、りょうけん座の方向、約2,700万光年の距離に位置する渦巻銀河です。
その独特な見た目から「ひまわり銀河(Sunflower Galaxy)」と呼ばれ、春の銀河の中でもひときわ個性的な存在として知られています。
ぱっと見は普通の渦巻銀河のように見えますが、よく観察すると細かくちぎれたような構造が全体に広がり、まるで花びらが重なり合うような質感を持っています。
項目M063
別名NGC5055
分類渦巻銀河
星座りょうけん (CVn)
等級6.4
視直径21'
距離(光年)33000
赤経 / 赤緯13h 15.8m / +42° 2’


2. 位置と探しかた
M63 は、りょうけん座の明るい星「コル・カロリ(α星)」の近くに位置しており、春の銀河観望の中では比較的導入しやすい対象です。
10cm クラスの望遠鏡でも存在は確認できますが、構造をしっかり楽しむにはもう少し大きな口径と良い空の条件が欲しくなります。
星図アプリを使えば迷うことはなく、M51 や M94 と並んで“りょうけん座の銀河巡り”の定番ルートに含まれる天体です。




3. 銀河の特徴と独特の構造
M63 の最大の魅力は、花びらのように広がる細かな構造です。

● ちぎれたような渦巻構造
一般的な渦巻銀河のように、はっきりした腕が巻いているわけではなく、細かいフィラメント状の構造が銀河全体に散らばっています。
この“ざらっとした質感”がひまわりの花びらのように見えることから、「ひまわり銀河」という愛称が付けられました。
写真ではこの質感が非常によく出るため、画像処理のしがいがある対象としても人気があります。

● 見た目以上に大きな広がり
淡い外周構造が広く伸びており、長時間露光を行うと、肉眼や短時間露光では見えない“ふわっとした外側の広がり”が浮かび上がります。
見た目以上にスケールの大きい銀河で、丁寧に処理すると作品の奥行きが一気に増します。

4. 歴史的背景
M63 は 1779 年、フランスの天文学者ピエール・メシャンによって発見されました。
その後、シャルル・メシエのカタログに登録され、当時は“ぼんやりとした光の斑点”として観測されていました。

現代では高性能な望遠鏡やデジタル撮影技術によって、その複雑な構造が詳細に捉えられるようになり、
「昔はただの光のしみだったものが、こんなにも豊かな構造を持っていたのか」
と驚かされる天体のひとつです。

5. 観望・撮影の楽しみ
● 小口径望遠鏡
存在は確認できますが、構造までは分かりにくく、淡い光のしみとして見える程度です。

● 中〜大口径望遠鏡
中心部の明るさと、外側のざらついた構造の違いが分かってきて、ひまわり銀河らしい個性が感じられます。

● 天体撮影
撮影には 中〜長焦点(800〜1500mm 前後) が適しており、細かなフィラメント状の構造を引き出すには十分な露光時間が必要です。
淡い外周までしっかり写すと、
「花びらのような内側」+「ふわっと広がる外側」
という M63 の魅力が最大限に引き出されます。



★ 見易いシーズンは、4から6月頃

写真に最適 0時に南中 4月上旬
観望に最適 に南中
 

★ 今夜の観測タイミング

観測夜
観測地 ( 緯度 35.69,経度 139.69 )
 
18 20 22 0 2 4 6
天文薄明
撮影ベスト
(40°~83.4°)
  推奨
(20°~83.4°)
  可能
(5°~83.4°)
20:00 03:30
撮影不可
20:00
21:27 1時間27分
20:00
23:10 3時間10分
  ◆南中高度 83.4° ,南中時刻 15:06
月齢 6
(33%)
↘月の入 21:41

* Supported by ChatGPT and Gemini.

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■ 撮影記録




撮影日2014-05-04
カメラNikon D5000
光学系 Celestron C11
Filter:LPRーN
焦点距離
F値
2800mm
F10
架台 Skywatcher AZ EQ6 GT
PHD Guiding
撮影条件 ISO1600 撮影時間480秒 ×1枚
撮影場所富士山 須走駐車場
画像処理ステライメージ6.5



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