これまでは撮影可能時間を文字だけで表示して内容を理解するのが大変でしたが、タイムライン形式にすることで、「いつ・どれくらい撮影できるのか」が一目で分かるようになりました。
今回は、夏の人気天体 M16(わし星雲) を例に紹介します。
天体を綺麗に撮影するために大切なのは、シンプルに言えば
1. 真っ暗な時間帯であること
2. 十分な高度まで昇っていること
3. 月明かりの影響を受けないこと
この3つだと思います。今回追加したタイムラインは、これらを一目で確認できるようにすることを目標に作成しました。

① 天文薄明(真っ暗な時間帯)
薄明終了と薄明開始の位置を縦線で表示しています。この間が、本格的な天体撮影に適した「真っ暗な時間帯」です。「まだ撮れそう」と思っていても、実際には空が思ったより明るく、画像処理で苦労することも少なくありません。撮影計画を立てる際は、この天文薄明の時間を意識すると安心です。
② 撮影条件を3段階で表示
撮影可能時間を
・ベスト(高度40°以上)
・推奨(高度20°以上)
・挑戦(高度5°以上)
の3段階で表示しています。
もちろん、いつも高度40°以上で撮影できるとは限りません。「今日は40°以上を1時間確保できそう」「前半だけでも20°以上なら十分撮れそう」といったように、その日の条件に合わせて撮影計画を立てやすくなります。
③ 月の影響もひと目で確認
撮影中「月が、思ったより早く昇ってきた…」という経験はありませんか?天体の高度ばかり気にしていると、意外と月明かりを見落としがちです。
そこで、
・月齢
・照射率
・月の出
・月の入り
・月の南中
も合わせて表示するようにしました。さらに、月齢だけでなく実際の月の形もイラストで表示しています。照射率や月の出・月の入り時刻と合わせて見ることで、その夜の月明かりの影響をよりイメージしやすくなると思います。
ちょっと細かい部分にもこだわってみました。
・観測地は、ご自分の地域に変更してください。皆さんのPCやスマホに自動保存されます。
・◆マークで天体と月の南中位置を表示してますので、最も高くなるタイミングが一目で分かります。
・天文薄明のグラデーションは、実際の薄明時間に合わせて表示するようにしました。
・月齢もイラストで表示し、月明かりの影響をイメージがしやすくなっています。
なお、天体と月の離角表示も検討しましたが、効果とのバランス(表示がごちゃごちゃしそう)を考えて今回は見送りました。また良い方法を思いついたら追加するかもしれません。
(これ、何気に今日の月齢や天文薄明の時間を調べる為だけに使うのも良いかも。意外に調べるのって面倒臭くないですか?)
観望に適したシーズンは、これまでも表示していましたが、少し内容を見直しました。

従来は、観望に適した時期は20時に固定表示してました。一方で、「0時以外の時間に撮影したい」「夕方もっと早い時間に観望したい」といった方もいると思います。そこで、撮影時間を自由に変更できるようにし、その日の撮影可能時間や南中時刻をリアルタイムで確認できるようにしました。
撮影計画はもちろん、観望計画を立てる際にも役立てていただければ嬉しいです。









